MT-07の持病? アクスルシャフトのトラブル
用事から帰宅後、何のけなしにチェーンの張りを確認してみると何故か弛んでる。
以前スプロケットを純正に戻した後、ちゃんと張り調整をしたはずなんですが…
おかしいなあと思いつつ、アクスルシャフトのナットを緩めようとしたら一気に緩み、すぐ緩み回転が渋くなりました。
ネットでよく見るアクスルシャフトのかじりトラブルやんけ…っていうかそれ以前にバイク屋でタイヤ交換してもらった時もコレが起きて四苦八苦しました。
とりあえずしゃーないので緩めて締めてを繰り返したんですが…
やっぱり先にこっちが死にました。実は以前もこっちが死にましたが、どうにか摘出は出来たんです。
どう摘出したのかが完全に分からないのですが、摘出は出来ました。
しかし今回はどうにも何も出来ない。頼れるバイク屋も近場にない。万事休すか…と思った矢先、ネットでシャフトカバーをグラインダーでガリガリ削る記事を発見し、試してみました。
池沼パワー工業株式会社社長なので、おもいっきりグラインダーでガリガリしたんですがスパナも入らずこの日は終了。
次の日、「アクスルシャフトのセルフロックナットを割るとええよ。」とのアドバイスを頂いたのですが、既に部品は必要分のみ発注済み。
また、その場合生きている方のシャフトカバーを破壊する事になるのですが、それが2000円近くするので勿体無いという本末転倒っぷりを発揮し、シャフトのストッパーの頭を飛ばす方向にしました。
なんやかんやで求めたソリューションを得られました。
上の写真がぶった切ったシャフトと無残なシャフトカバー。
下の写真はかじりトラブルでご臨終した初代アクスルシャフトと、今回無残にもストッパーを飛ばされたアクスルシャフト。
今回非常にしんどい思いをして外したのですが、ウエダーモーターさんのブログのように切れば本来楽勝に取れる作業です。
アドバイスを頂いた方法もコレです。
…
んーまあアレですよね。かじりによってアクスルシャフトが駄目になって三本目って中々ない話だと思います。
僕はいつも言っているのですが、ヤマハはコストダウンの方法が間違ってると思いますし、見た目を大事にしすぎだと思います。
今分かってることだけでも
・見た目のためにメーターが非常に見づらい位置にある
・見た目の為にハンドルを遠く高くしてる
・見た目のためにシャフトのストッパー受け部をカバーで代用してる。
・そもそもシャフトのかじりトラブル多すぎ
・全く減衰の効かない足
・見た目のために薄っぺらい超前傾シートにしてる
・コストダウンと見た目の為にMT-09とホイールを共有してる(明らかにオーバーサイズ)
・純正マスターシリンダーがほぼ板握ってるような感覚
そもそも安いバイクなので、その辺に言及するなら高いバイクを買うべきだと自分自身思っているのですが、家にあるNinja650がカウル付きにも関わらず三万円高いだけでこれらを全て回避してるんですよね。
つまり見た目の為だけに他を削るという本末転倒な事をしていないので、整備するにも乗るにしてもほとんど不満が出ないバイクです。
ちなみにスリッパークラッチまで付いてきますし、そもそもフレームから足回りにシートまで何から何まで理に適ったカッチリとした作りで質実剛健なモノづくりだと言えます。
というのもあって、何故カワサキが出来てヤマハがそれを出来ないのかっていう疑問と、エクステリアに対する異常な拘りのせいで走りが犠牲になってるのはイマイチ理解出来ません。本末転倒なのでは…
今ボクのMT-07は自分好みに仕上げているので殆ど不満はないのですが、それまでに掛かった費用でNinjaSL買えちゃうよねっていうのもあり…
というか購入費用と合わせると中古の4年落ちSS買えるじゃん!!っていう。
ただ僕が一歩ずつ技術向上が出来ているのはR1からMT-07に乗り換えたからというのもあるので、一概にSSを買えば良かったのかと言うとそうではないんですけど…
あんまり愚痴言うとアレなので終わりますが、ちなみにセルフロックナットの供給元だと思われるページにこんな記述が。
「かじりが予想される場所には潤滑剤を塗布してください。」
ハァー?( ゚д゚)
SMに書いてなかったでごわす
というか普通アクスルシャフトにかじり防止剤とか塗らないし…今後は塗ることにして、トルク管理は七割のトルクで締め付けることにします。
もしくはセルフロックナットじゃなく、普通のナットにネジロック剤を塗るかですね…。
ちなみに精度向上が得られるだろうクロモリシャフトにするという方向も考えたのですが、4万円するのでやめました。
あと5本もシャフト駄目に出来るし、そもそも今4万円出してそれを買うならカートリッジフォーク化します…
そのうちやりたいですが、こんな理由でリアだけクロモリシャフトは嫌です(´・ω・`)