バイクと会話したりしなかったりするブログ

隼のメンテやらPCやらなんやらです

そもそも荷重ってなんだ?

タイトルの通りなんですが、荷重って結局なんなのさって事なんですよね。

 

ステップ荷重、フロント荷重、リア荷重、シート荷重…ハンドル荷重とかもありますね。

これらって「ただその方向に押すだけで発生するものである」って捉えがちだと思うんですが、実はこれ全然違うんですよね。

 

実際は「作用反作用の関係」によって荷重と呼ばれるものを作り出してるんです。

 

作用反作用

 

こちらのページを見てもらうと分かりやすいんですが、ロケットが飛ぶ理屈の絵があると思います。

これの逆を足やブレーキングやアクセルオンオフで作り出しているんです。

 

つまり、ライディングをする上で荷重を生むには「反作用側である上方へのベクトルが鍵」ということになります。

 

「じゃあブレーキ抜いたり足を上に持っていけば荷重掛かるのかよ」という疑問を持たれると思うのですが、そうじゃないです。

 

あくまで例えなので、ライディングではなく床を踏み込む動作として例を出します。

 

1、まずは普通に踏む

2、足裏に圧力や体重が乗っているのを確認する

3、それを維持したまま、太ももや足の付け根の筋肉を上へと脱力してみる

4、足裏に体重や圧力が掛かったまま楽々維持出来たら成功

 

って感じです。すごく感覚的に作用反作用の法則を体感出来ると思います。

これをステップ・シートに対する入力やブレーキングでやるのです。

慣れたら1と2の意識を省けます。

つまり無意識下での踏む行為が正常な荷重の掛け方になります。

体重を乗せたパンチや、レスリングで這いつくばってひっくり返されない技術と似ています。

 

ただし出来ない場合はやり方が違うので、頑張って下さい。

こういうのは直感が割と九割近くを占めます。つらい。僕も意味分かるまでつらかったです。

 

解説すると、一番目がベクトルの方向の決定です。二番目で反作用が生まれます。三番目で上方へのベクトルによる下方ベクトルへの影響です。

四番目はあくまで「状態を楽々固定出来る意味での維持」なので、普通にライディングしてると筋肉痛になる程度には筋肉を使います。

 

しっかり参考のURLページに目を通していただいた方は分かると思いますが、釣り合いの力ではないので、方向として決定しているベクトルへ力が掛かりやすくなるのです。

 

僕は物理の専門家でもないので、理解が間違っているかもしれませんが、おおよそバイクに応用するという意味では現状効果的なのは感じています。

 

体の使い方としては、更に足と反対側の脇腹も使ったりするんですが、それは追々自己流の解説をしようと思います。

 

一通り体の使い方と物理学を齧った視点からのライディング考察記事が終わった時点で、現時点での自分の分かったライディングとして各○○荷重についての体の使い方を書いていこうと思います。

 

また、一部分だけ理解した所でライディングが上手くなると保証はしないので、一通り記事を仕上げた後に全体的に記事を読んでいただいて、噛み砕いて自分のライディングの糧にして頂けると嬉しいです。

一緒に上手くなりましょう。

 

 

ここまで書いてきて恥ずかしいのですが、僕自身アマリンガーなんで、ひたすらに上手くなりたい一心で考えています。

そんな人間がライテクを語るなと思われるかもしれませんが、同じレベル、同じようにライディングが上手くなりたいと思う人達に出会いたい故に記事を書いています。

 

また、科学的、身体的な視点からのライディング考察が少ないと感じています。もっと物理学や体の使い方から考えてみるライディング考察が増えてもいいなと思い、書くことにしました。

 

基本的には膝擦ってバリバリタイヤ溶けてる人は楽勝に出来てるであろう事ばかりなので、この考察が秀でていると言うつもりも全くありません。宜しくおねがいします。