MT-07の次のタイヤ
理由はコスト的な話とライフ的な所が半分、もう半分はMT-07とパワーRSは本当に相性悪かったのか?という所になります。
ライフに関してはロッコル2かなりいい方なので、同等という意味でパワーRSを選んだ次第です。
ハイグリより持たないロッソ3ワロチって感じです。
以前履いた時はなんじゃこれ…全然バンクも出来ねえとか思ってましたが、あの頃のライディングフォームの考え方やステップ荷重?ナニソレって状態を考慮するとだいぶ変わるんじゃないかなと思ったりします。
ただその後ロッコル履いて最高や!って言ってたので何とも言えない所ではあるんですが…。
ぶっちゃけ丁度Amazonや楽天でロッコル2が全然安いのがなくなって困ってた所に、ヤフオクで安い並行輸入のパワーRSがあったのでそれにしたってのがやっぱり理由としてデカイです(開き直り)
ついでにホイールベアリングも交換してもらうつもりなので、割安で買った分が飛ぶ気がしますが致し方ないです。そろそろ4万キロ行くのにホイールベアリング変えないのはちょっとヤバいですしね。
MT-07の持病? アクスルシャフトのトラブル
用事から帰宅後、何のけなしにチェーンの張りを確認してみると何故か弛んでる。
以前スプロケットを純正に戻した後、ちゃんと張り調整をしたはずなんですが…
おかしいなあと思いつつ、アクスルシャフトのナットを緩めようとしたら一気に緩み、すぐ緩み回転が渋くなりました。
ネットでよく見るアクスルシャフトのかじりトラブルやんけ…っていうかそれ以前にバイク屋でタイヤ交換してもらった時もコレが起きて四苦八苦しました。
とりあえずしゃーないので緩めて締めてを繰り返したんですが…
やっぱり先にこっちが死にました。実は以前もこっちが死にましたが、どうにか摘出は出来たんです。
どう摘出したのかが完全に分からないのですが、摘出は出来ました。
しかし今回はどうにも何も出来ない。頼れるバイク屋も近場にない。万事休すか…と思った矢先、ネットでシャフトカバーをグラインダーでガリガリ削る記事を発見し、試してみました。
池沼パワー工業株式会社社長なので、おもいっきりグラインダーでガリガリしたんですがスパナも入らずこの日は終了。
次の日、「アクスルシャフトのセルフロックナットを割るとええよ。」とのアドバイスを頂いたのですが、既に部品は必要分のみ発注済み。
また、その場合生きている方のシャフトカバーを破壊する事になるのですが、それが2000円近くするので勿体無いという本末転倒っぷりを発揮し、シャフトのストッパーの頭を飛ばす方向にしました。
なんやかんやで求めたソリューションを得られました。
上の写真がぶった切ったシャフトと無残なシャフトカバー。
下の写真はかじりトラブルでご臨終した初代アクスルシャフトと、今回無残にもストッパーを飛ばされたアクスルシャフト。
今回非常にしんどい思いをして外したのですが、ウエダーモーターさんのブログのように切れば本来楽勝に取れる作業です。
アドバイスを頂いた方法もコレです。
…
んーまあアレですよね。かじりによってアクスルシャフトが駄目になって三本目って中々ない話だと思います。
僕はいつも言っているのですが、ヤマハはコストダウンの方法が間違ってると思いますし、見た目を大事にしすぎだと思います。
今分かってることだけでも
・見た目のためにメーターが非常に見づらい位置にある
・見た目の為にハンドルを遠く高くしてる
・見た目のためにシャフトのストッパー受け部をカバーで代用してる。
・そもそもシャフトのかじりトラブル多すぎ
・全く減衰の効かない足
・見た目のために薄っぺらい超前傾シートにしてる
・コストダウンと見た目の為にMT-09とホイールを共有してる(明らかにオーバーサイズ)
・純正マスターシリンダーがほぼ板握ってるような感覚
そもそも安いバイクなので、その辺に言及するなら高いバイクを買うべきだと自分自身思っているのですが、家にあるNinja650がカウル付きにも関わらず三万円高いだけでこれらを全て回避してるんですよね。
つまり見た目の為だけに他を削るという本末転倒な事をしていないので、整備するにも乗るにしてもほとんど不満が出ないバイクです。
ちなみにスリッパークラッチまで付いてきますし、そもそもフレームから足回りにシートまで何から何まで理に適ったカッチリとした作りで質実剛健なモノづくりだと言えます。
というのもあって、何故カワサキが出来てヤマハがそれを出来ないのかっていう疑問と、エクステリアに対する異常な拘りのせいで走りが犠牲になってるのはイマイチ理解出来ません。本末転倒なのでは…
今ボクのMT-07は自分好みに仕上げているので殆ど不満はないのですが、それまでに掛かった費用でNinjaSL買えちゃうよねっていうのもあり…
というか購入費用と合わせると中古の4年落ちSS買えるじゃん!!っていう。
ただ僕が一歩ずつ技術向上が出来ているのはR1からMT-07に乗り換えたからというのもあるので、一概にSSを買えば良かったのかと言うとそうではないんですけど…
あんまり愚痴言うとアレなので終わりますが、ちなみにセルフロックナットの供給元だと思われるページにこんな記述が。
「かじりが予想される場所には潤滑剤を塗布してください。」
ハァー?( ゚д゚)
SMに書いてなかったでごわす
というか普通アクスルシャフトにかじり防止剤とか塗らないし…今後は塗ることにして、トルク管理は七割のトルクで締め付けることにします。
もしくはセルフロックナットじゃなく、普通のナットにネジロック剤を塗るかですね…。
ちなみに精度向上が得られるだろうクロモリシャフトにするという方向も考えたのですが、4万円するのでやめました。
あと5本もシャフト駄目に出来るし、そもそも今4万円出してそれを買うならカートリッジフォーク化します…
そのうちやりたいですが、こんな理由でリアだけクロモリシャフトは嫌です(´・ω・`)
MT-07のハンドルバー交換(HURRICANE フラットコンチ1型)
MT-07のハンドルは恐らく超前傾シートと超低いステップに合わせて作られていたのか、遠くて高いハンドルでした。
ハイシートを導入し、安物バックステップ(+激安ステップバーさんのステップ)(激安だけど使い勝手は最高)を導入してから、ハンドルに違和感を感じつつもまあいいかと思っていました。
しかし、ここ最近やはりハンドルの位置が気になって仕方ない。角度倒して低くしたはいいけど高くて近くなっただけ。
という状況を打開するため、通販でハンドルの金額やどれが合うのか調べてHURRICANEのコンチ1型をチョイスしました。
恐らくMT-07だとエフェックスのイージーフィットバーが定番な気がしますが、僕の場合もっとフロント周りの回頭性やフロント荷重を掛けたいと思い、低くて近いコンチ1型にしました。
導入してみて、何故もっと速く交換しなかったのか!…とまでは行かないですが、バンクスピードが速くなりました。
バンクの円運動の半径が単純に小さくなったので当然だと思いますが、これがまたとても乗りやすい。ただし気をつけないとフロントから転けそうって気もします。
余りにも速すぎる事があったので、フロントのプリロードを強めてバネの動きを制限してみましたが、これもまた安定性が上がってブレーキングも楽になり良いことづくめでした。
高いハンドルではよく動く足の方が良かったのですが、低くなると動きすぎるように感じました。僅かなプリロードの違いですが、非常に大きく安定性などに影響するなと思いました。
ちなみに普通に乗る分にも楽ですし、ブレーキングやアプローチでの上体の自由度もかなり上がりました。
本来ならフォームの改善等で乗りやすくなるのがハンドル交換の醍醐味な気がしますが、僕の場合はバンクの特性変化の方が影響として大きかったです。
勿論フォームの方も自由度が上がって乗りやすくなったのですが、イーブンないし特性変化の方がちょっと上ぐらいには変化があって意外でした。
ジムカーナ等の低速ぐるぐる系の人にはオススメ出来ない気もしますが、峠道でよく遊ぶ人にはHURRICANEのコンチ1型はオススメ出来ます。
ただ僕の場合はハイシート&バックステップ付いてるからバッチリ合ったので、ノーマルシートの場合は分かりかねます。
バーエンド合わせても5000円の安い商品なので気になる方はお試しあれ。
ピレリ ロッソコルサ2 インプレ(ロッソ3とロッコルとの比較)
今回ロッソ3からロッソコルサ2に履き替えしました。
単刀直入に言うと、ロッソ3が35000円、ロッコル2が並行輸入とは言え40000円。
一度ロッコル2を履いて走るともう一度ロッソ3を買う理由が今の所見当たりません。
スポーツツーリングをするなら絶対ロッコル2です。間違い無いと思います。
ぶっちゃけロッソ3買うならロドスマ2やパイロットロード4を割り切って買ってしまった方がコスパという意味で良いと思います。
それでは先代ロッコルも含め、ロッソ3との比較感想、ロッコル2の感想を書いていきます。
僕の技量は多分凄い中途半端な所にいるので参考になったりならなかったりすると思います…
・ロッコル2の感想
一言で言えば魔法のタイヤなんですが、同じ魔法のタイヤだと思ったロッコル初代とはちょっと違った感じです。
だいぶ硬いと聞いていたのですが、確かにロッコル初代より硬いです。サスセットとか空気圧が定まってないんですが、プリロードを抜いてサスの動き代を作ってあげたら問題なさそうです。
ロッソ3が余りにも腰砕けだったのでだいぶリアのプリロードを締めてました…。
ただ、そこまで潰れた感触がなくてもほぼ自分が思い描いたラインを素直にトレースしてくれます。
この辺はロッコル初代もですが、それ以上にアクセルオンでクルッと向きが変わる感じがかなり凄いです。
というか、ダラダラ曲がることを良しとしない性格のタイヤというか、然るべき荷重を掛けてクルッとズバンと曲がらないと欲しいグリップが得られない感じです。
なまじグリップするのでダラダラ曲がると脱出で「アレ?思ったのと違うぞ?」ってなります。
場所にも依りますが、セオリー通りの早めの向きかえと早めのラインの構築と適切な荷重を要求される感じです。
ロッコルは割とダラダラ曲がっても曲がれます。
そのおかげかロッソ3のように進入時に無駄にタイヤが腰砕けにならないので、リアタイヤの向きかえが非常に容易です。
その後ぐっと荷重を掛けてあげればドンと曲がれる感じです。
また、フロントタイヤに荷重を掛けてもロッソ3のような嫌な腰砕け感がないので、安心してハードまでいかないけど強めのブレーキを掛けることが出来ました。
ただ不思議とロッソ3より明らかに乗り心地が向上しました。ハッキリと違います。
タイヤが剛性不足で撓んでバンバンしてたのが無くなりました。
四輪で言う上質なハイグレードタイヤかのような感じです。
また、速度感覚が狂うレベルでコーナーでも安定してます。何しても大丈夫な感じです。
直進安定性もよくて「なんかすげーぞおい…」としか…
4万でハイグリップとツーリングタイヤ両方を手に入れたかのようです。
これでライフも良ければリピート確実です。
・ロッコル2の総評
なるほど確かに人を選ぶというか、初代ロッコルよりフレンドリーさは無くなったよなって感じです。
ただ、昨今のSSの著しい性能向上や旋回スピードの向上を鑑みるにこの進化は必要だと思います。
なので僕としては
「周りのバイクの進化に合わせて正常進化した正当なロッソコルサ後継タイヤ」
って感じです。
公道多めのSS勢の方や走りの装備が整ってるバイクでそれなりに走るけどツーリングも多いよって人には是非履いてほしいです。
・ロッソ3の感想と比較
ロッソ3はなんというか微妙オブ微妙というか、貧乏器用を目指した感のあるタイヤです。
ツーリングも楽だけど峠もそこそこ…って感じなんですが、ケース剛性が良くないです。
初代ロッコルのような柔らかくてもコシのある剛性じゃなくて、ただ柔らかくてコシがないタイプの剛性なので空気圧は殆ど抜けないです。
抜くことも可能だと思いますが、ゴムまりみたいなポヨンポヨンする感触が嫌で、リアの指定圧が250kpaの所を240kpa程度までに留めてました。
実際潰しやすいんですが、潰してもあんまり安心感がないですし夏場はボロボロになると思います。
今回冬~春までのタイヤだったので何ともですが、先日のダンロップツーリングステーションからの帰りで死にかけだったリアのサイドがボロボロになってトドメを刺してしまいました。
ペースはそんなに速くなかったのに…
かと言って高速は安定するのかと言うと、ぶっちゃけロッコル2の方が安定してます。
ただロッコルよりもは安定してます。
父親が乗るNinja650にはロードスマート2が付いていますが、グリップ感はコレに毛が生えた程度でした。
むしろ切れ込みやすさが少し残ってるロードスマート2の方がキャラクター的に面白い感あります。
そこまで飛ばさないならコスパと乗り心地を考えるとロードスマート2買った方が遥かに良いです。
高速飛ばすにしてもロードスマート2でいいと思います。
どうしてもピレリが好きで履くなら良いと思いますが、個人的な感触の良さで言えば初代ロッコルですし、総合的には圧倒的にロッコル2が上なので、人に勧めるかと言えばうーんって感じです。
・初代ロッコルの感想比較
だいぶ前なのであやふやですが、ロッコル2と比べて明らかに柔らかいんですが、コシのある潰れ方をするので空気圧もリアを235kpaぐらいまで抜いても全然腰砕けにならず気持ちよく潰れてくれました。
なんというかロッコルは乗ってて気持ちいいタイヤで、潰れ方も非常に気持ちのいい潰れ方で気持ちのいいコーナリングが出来るタイヤでした。
ちゃんとガッと潰してすぐ立ち上がるような走り方でも、ダラダラ曲がるにしてもちゃんと曲がってくれて、そういう意味ではハイグリップなのにとてもフレンドリーなタイヤだったと思います。
今後継続販売するのか微妙な情勢ですし、そもそもハイグリップとしては恐らく一世代前の部類になっちゃうケーシングやそれに合わせたコンパウンドになると思うんですが、非常にライダーに優しいタイヤで僕は大好きです。
叶うなら次にロッコル履いて新旧の比較とかやってみたい所です。
・終わりに
よく考えたらピレリが一番長い付き合いになってる気がします。
ピレリ自体走る系の人達によくチョイスされてるタイヤメーカーですし、行き着く先はここなのかなあとは思います。
ロッコル2、多分地蔵乗りの人には向かないとは思いますがガンガン荷重掛けていける人にはとても向いてると思います。
僕はまだ硬さに慣れてないのとプリロード適正化してないのもあってだいぶ硬いかなって感じはあるんですが、この硬さになれてもっと荷重を掛けられるように努力したいと思います。
今後サスセットやアライメントを変化させていって、ロッコル2にバイクを最適化していきたいと思います。
Twitter一時凍結食らいました(´;ω;`)ブワッ
昨日の通り魔事件で何か気に触った人が僕のツイートを通報したようです。
まあ俺もコイツどうなんだよって人を通報したりするので人の事は言えませんが、他人を巻き込むなという話なんですが…
社会のせいとか社会の声をもっと優しくとか何とか言っても、結局自分の幸福は自分で掴み取らなきゃならないし、社会や社会を構成する他の人が手を差し伸べる余裕なんて無いのは昨今の状況を見れば分かる話で。
でも、だからって事件を起こした容疑者もこんな結末を迎えたくて生きていた訳じゃないのも理解出来ます。
ただそこを理解し、社会構造の問題をピックアップするのはまだ先の話で、今は他者を巻き込んで自死を選んだ人間を憎む感情が先行するのは当然なのではと言い様がないです。
綺麗事だけでお気持ち突撃兵やってる人間が一番他人事だよ。
MT-07用MOTO CAGE ロールバーフレーム のインプレ
※長文注意。面倒な方は流し読みして頂ければ幸いです。
というわけでヨーロッパヤマハのロールバーフレームを入手し、付けてみました。
Twitterでダラダラ書いてはみましたが、アレはあくまで普段の正装で乗ったわけではなかったので仮インプレです。
また、取り付け自体は超簡単なので特に省きます。ただし取り付けボルト2本に関しては仮止めからの本締めをしないと取り付けられないので注意です。
まず結論から言うと、フレームがワンランク上のフレームになりました。
SSほどの固さはないと思いますが、ようやく同排気量クラス同等かそれ以上程度の固さになりました。
また、高速走行時に感じたフレームの嫌な共振も無くなりました。ECU書き換えでだいぶ無くなったんですが、完全に無くなったというか快適な程にはなりました。
ただ固くなった訳ではなく、高Gや高荷重の際には適度にしなってくれます。
今の所僕程度の荷重だと若干しなったかなぐらいの感じなので、コレで妙に剛性が弱いだとかフレームの共振が酷いというのはなくなりました。
ECU書き換えのおかげもあると思いますが。
ちなみにこのフレーム、ぶっ飛ばす為だけではなく、制限速度でゆっくり走るのにも割といい影響を及ぼしてると感じました。
高速をお行儀よく走るのも楽になりましたので。
ただしフルノーマルの車両にはオススメ出来るかと言うと…後述を見て頂ければ分かるかと思います。
それではシチュエーション別でどう変わったのか書いていきます。
・高速(某無料高速)
「フレームが弱すぎて、高速時の負担(よじれやしなり、共振など)を受け止められないが故の安定性の無さをどうにかしたい」
というのが主な交換したい理由の一つでしたが、これはもう段違いです
あるのと無いのとではちょっと遠くに行こうと思うか思わないかぐらいのレベルです。
100km/h巡航ですら変化を感じました。ECU書き換えでもエンジンが軽く回るようになって楽になりましたが、車体全体がどっしり落ち着いたかのようです。
感覚的には軽四から足がしっかりしたセダンに乗り換えたかのような安定度です。
以前はぬあわ辺りでもうしんどいしふらつくしで無理って感じでしたが、ぬえわですら車体は全然問題なく走りました。
ただリアサスのプリロードを締め上げていてパンパン跳ねてしまう傾向があったので、それ以上はやめました。
巡航自体はセッティング次第で全然問題無さそうです。
・街乗り
意外や意外、こちらも全然違います。フレーム剛性向上による直進安定性がこちらの領域でも分かる程に上がっているのかとても楽です。
ギャップやアンジュレーションによる応力にも車体全体で受け止めてタイヤに伝えている感覚が強いです。
以前はバァン!!!と跳ねると車体がしなってその跳ね返りがあって全然落ち着いてくれてなかったですが、それらがほぼ無くなりました。感動しました。
なんというか、基本的にフレームに掛かる応力というものをしっかりいなして、それを全てタイヤに等しくググっと伝えてくれる力が備わったように思います。
速度域は意外と関係無さそうというか、逆に言えば全体的な走りが向上した気がします。
・峠道
当たり前のように違います。
全体的には、コーナリングがシャープになったように感じます。
このバイクこんな鋭く曲がれたっけかってぐらいには曲がれます。
特に二次旋回時の嫌なしなりがなくなって、フレームからちゃんとリアタイヤに綺麗に荷重が乗る感じになりました。
もう本当にこの二次旋回の立ち上がりでフレームグニュッとなるの嫌だったんですが、ものの見事に解消されました。
切り返しでもフレームのよじれが無くなって、一個目のコーナーの旋回Gをそのまま二個目に余すこと持っていけるようになり、スパッ!スパッ!と切り返しが出来るようになりました。
ちょっと外れますが、片側二車線のレーンチェンジなどでも効果はよく分かって、「お前こんなスパスパ切り返し出来るんかワレェ!!」って感じでした。
ブレーキングに関しては、フォークオイル交換もしてるんで何とも…
ちなみに円陣家至高さんのマルチグレードオイル使ってますが、めっちゃ良いです。
街乗りもしなやかで、峠でもしっかり奥で腰のある減衰を発揮します。
皆様是非お買い求めください。
という感じにシチュエーション別での感想を書いてみました。
2020/10/21編集
余りに酷い部分だったので打ち消し線と小さめにしたので読み飛ばし推奨です。
当時の僕なら言いそうだなとは思いますが、単純にエラそうで腹が立つので…
単純に「色々やった後に入れたから、ノーマルだとそうなるかは分からない」
という事なんですが、当該パーツを手渡しで売却後、インプレを拝見した所同様の効果が見られるとの事でした。
という訳でノーマルでも有用です。やったね(´・ω・`)
まさに今の所全く非の打ち所がない素晴らしい剛性アップパーツなのですが、ここで一つ注釈として…
僕のMT-07は
・ナイトロンR1
・オーリンズ製Fフォークスプリング&円陣家至高マルチグレードオイル
・K&Hハイシート
・SLAPPER氏 https://minkara.carview.co.jp/userid/2363180/profile/によるFT ECUによるECU書き換え(エアダクト撤去ノーマルEXマップ、燃料カットオフ、点火時期進角など)
・ISA製リアスプロケット二丁上げ
・インパクト製プリロードアジャスター
・OVERコピーと思われる中華バクステ+激安ステップ販売さんのショート版ステップバー
・FRANDOラジアルポンプマスター(φ17)
・関係ないかもだけどMRAスクリーン
など、それなりに弄って更にアライメントも色々やってる車両です。
その点から果たしてノーマルMT-07にロールバーフレームを付けた所で僕と同じようなメリットを享受出来るかは微妙な気がします。
何故そう思うかと言うと、タイヤに荷重を伝えるという意味を紐解けば分かりやすいと思います。
まず荷重が伝わる経路としては、シートやステップからフレームに伝わり、サスを通じてタイヤに荷重が伝わる訳です。
伝達経路の一つであるサスが、タイヤの固さに負けて荷重を逃してしまう減衰&スプリングレートでは結局剛性アップしてもあまり意味はないです。
意味はない訳ではないですが、わざわざいきなりフレームから手を付けるより、Fスプリング買ったりリアサス買ったりしてからECUとかの方が良いと思います。
基本は足、駆動系&ECU、ブレーキ、排気系をやった後にどうしても不満ならフレームって感じだと思います。あとタイヤ。
そもそもフレーム剛性アップパーツなんて早々あるもんでもないと思いますが…
僕が排気系やってないのはエキマニは純正で十分マンだからです。
せめて前後サス、最悪リアサスのみでもいいですが、足のグレードアップは絶対必須な気がします。
ノーマルサスはノーマルフレームに合わせて作ってあるはずなので、貧弱サスが更にフレームに対して負ける状況ってのは芳しくない気がします。
サスが強い分にはフレームがしなるだけで済みますが、その逆はサスの動きの高速化を招くのでサスが更にバタつくんじゃないかと…。
僕のイメージなので、実際試してみたい人はやってみてもいいと思います。
対費用効果の面や、サスのキャパの面であまりオススメはしませんが。
おすすめの交換順としては、リアサス、Fスプリングとオイル、ECU書き換え、スプロケット交換orシート交換かなと。
革パン履いてないとか、座り方が悪くてお尻が辛いなら真っ先にシートかなとも思います。
個人的には後者には後々の事も考えて座り方矯正の方をオススメします。
という訳で長々とインプレとどうでもいい注釈を書きましたが、最後に一つ。
「人に果たして勧められるのか?」
という事なんですが…
万人にはオススメし辛いですが、僕のインプレで出てきた応力や荷重の意味が分かって且つMT-07を乗り倒すつもりで金をぶっ込んでしまった人には絶対やれと言えるシロモノです。
MT-07の沼にハマってしまった人、是非個人輸入しましょう。
https://www.kfm-motorraeder.de/cms/en/genuine-spare-parts/yamaha-spare-parts?itemid=1WSF43B00000
MT-07用MOTO CAGE ロールバーフレーム を買う
はい。こちらのラクチさんが僕のECU記事にいいねを押して頂いたんですが、この方のページに飛んでまあびっくり。
なんですかねこの素敵パーツは。
というわけで、SSBバンパーとお別れする手筈が整ったので注文しました。
MT-07で高速を快適に走りたいという僕の願いが叶う日がついにやってくるとは思いもしませんでした。
どノーマルではリアサスがバタつき、風圧が辛く、フレームが明らかに悲鳴を上げてるという始末でした。
ちなみに高速を快適に乗るためにやってきた事を一覧にします。
・ウインドープロテクター(MRAスクリーン)の導入
ただ風よけになるだけで相変わらず真っ直ぐは辛い
・リアサス交換
ノーマルと段違いの安定性。しかし相変わらずの不安定感が強い
・フロントスプリング&オイル交換
フロントが落ち着いたので多少は楽になった。が、根本的に変わらず。
・ECU書き換え
これがリアサス並に効いてる。まさか無理矢理燃調薄めでトルクを出してる燃料マップがこんなに悪影響を及ぼしているとは。
ただしやっぱりフレームと重心由来の不安定さは変わらず。
というような感じで、高速の為だけではないですがチューニングを施していった結果多少は楽になりました。
しかしどうしても言葉にするのが憚られる速度の巡航を試みると、フレームが柔らかすぎてリアが安定しないのが露呈して長くは続けられないです。
瞬間的にそれこそぶち回すのもなんだか怖いぐらいには良くないです。
どうもスーフォアも設計思想的に低速域を重点にしてて似たような症状が起こるとか。
こちらはスイングアームが社外で出てるらしく、やっぱりスーフォア強いなって…
ということで、恐らく僕の救世主となるであろうロールバーフレームを買うことになりました。
ちなみに注文時にはPayPalのアカウントが必要になります。
あとはGoogle翻訳が通販サイトサイドバーに備え付けてあるので、文面読んで単語翻訳して理解するなり、大まかな内容を翻訳機能で流し読みするなりで注文できます。
MT-07乗りの方で「高速をフフーフkm/hで巡航してたら辛い…」って感じる方は僕と一緒に冒険しましょう。